記事詳細

トランプ氏が狙う正恩氏「秘密マネー」 中国に隠された資金源、習氏動かなければ新制裁で凍結も (1/2ページ)

 国際社会の圧力をあざ笑うかのように、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、ミサイル発射を繰り返している。国連安全保障理事会が制裁決議を採択しても、北朝鮮の暴走は止まらない。そこでドナルド・トランプ米政権が今後狙いを定めるのは、正恩氏の秘密資金とみられる。中国に隠されているという「正恩マネー」が核・ミサイル開発の資金源となっており、習近平政権が動かなければ、新たな制裁発動などで枯渇を目指す。

 ◇

 「2カ国が裏部屋で勝手につくり上げた『制裁決議案』を国連安保理で強圧的に通過させ、それを『国際社会の総意』に包装して押し付けているのは、国際的正義を踏みにじって自分らの利益だけを追求する強権と専横の赤裸々な表現となる」

 北朝鮮の朝鮮中央通信は4日、外務省報道官の談話を伝えた。談話にある「2カ国」とは米国、と中国を指している。

 今月2日の制裁決議には、北朝鮮にとって致命的な中国からの石油供給停止は含まれていない。にもかかわらず強硬に反発するのは、中国との関係がそれだけ悪化している証しでもある。

 具体的な統計もある。国連安保理の北朝鮮制裁委員会は最近、北朝鮮の4月の石炭輸出量がゼロになったことを発表した。石炭は北朝鮮の重要な外貨獲得源の一つだったが、最大の輸出先だった中国は2月から北朝鮮からの輸入をストップしていた。

 国際圧力に反発するように、北朝鮮は5月以降、14日と21日、29日、そして今月8日にミサイル発射を強行した。北朝鮮に核・ミサイル開発をするだけの余裕があるようにも思えるが、これまでの制裁がまだ「序の口」に過ぎないためともいえる。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース