記事詳細

加計問題、再調査で文科文書出たら承認した官僚も特定しろ 問題は既に明らかになっている中身 (1/2ページ)

 文部科学省は、「加計学園」に関する文書について再調査を行うことを決めた。加計学園の大学獣医学部新設をめぐっては、これまでも本コラムで書いてきたが、あらためて時系列に沿って簡単にまとめてみよう。

 問題の根っこには、50年以上も獣医学部の新設が認められてこなかった事実がある。加計学園は、以前から獣医学部の新設希望があった。筆者の覚えている限りでも、小泉純一郎政権の構造改革特区で要望があった。この意味で加計学園は20年近く要望し続けてきたわけだ。

 もし加計学園の理事長が安倍晋三首相の友達という関係が反映されるのなら、第1次政権時の10年ほど前に認められていても不思議ではない。実際には、獣医学会などが強烈に反対し、自民党内に反対派もいたこともあって実現できなかった。

 その後、民主党政権になってかなり議論が進んだ印象だ。そして、第2次安倍政権でアベノミクスの「第3の矢」として規制改革があげられ、獣医学部と医学部の「岩盤規制」が知られるようになった。

 規制緩和反対の公的な根拠となったのが「文科省告示」で、全面的に門前払いするものだった。しかし、以前のコラムにも書いたように、法的にはあり得ない告示であり、即時廃止でも不思議でなかった。それは、2015年6月8日の国家戦略特区ワーキンググループで議論されている。

 そして文科省と内閣府の折衝によって、15年6月30日に閣議決定が作られた。ここでいわゆる「4条件」が書かれている。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう