北朝鮮「若者の不満」が引き寄せる南北「一触即発」の危機 (1/2ページ)
韓国軍合同参謀本部によると、13日に韓国に亡命を求めてきた北朝鮮の兵士は、韓国軍が拡声器で流す対北放送を聞き、亡命を決断したという。
この兵士は13日午後7時50分頃、南北の軍事境界線を越え、韓国側の京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)郡にある同軍監視警戒所(GP)に投降してきた。北朝鮮の兵士が亡命を求めて韓国に来るのは昨年9月以来、約9カ月ぶりだ。
吹き飛ぶ韓国軍兵士
韓国軍はこの兵士の身柄を確保して亡命の経緯や動機を調べているが、これまでに本人が語ったところでは、北朝鮮向けの拡声器放送を聞いて韓国の発展ぶりに憧れを抱き、亡命を考えるようになったという。
拡声器放送では韓国で流行の音楽や、北の体制の矛盾などについても流しているとされる。また、身長175センチに体重52キロのこの兵士は、「まともに(食糧などが)補給されず、兵士たちの不満が大きい」とも話しているという。
こうした末端の兵士の多くは、北朝鮮でも庶民の出である。また、最近の若者は露骨に体制への不満を表すというから、実際に亡命には動かないとしても、拡声器放送の影響を受けている兵士はけっこう多いのかもしれない。
(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生)
ところで、この件で亡命の動機にも増して気になるのが、脱北の方法である。
