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「偽装結婚」斡旋まで登場…熱狂冷めぬ不動産業界 “大暴落”予想も一向に訪れないフィーバーぶり (1/2ページ)

 中国経済の未来に立ちはだかる不安材料--。その一つが不動産であることは、いまや誰もが認めるところだろう。不動産業界が、これまでの中国の高速発展にどれほど大きな貢献をしたのか考えれば、それが逆回転を始めたときの衝撃の大きさは容易に想像されるからだ。

 また、中国の地方政府の歳入が大きく不動産売買に依存している状況もやはり大きな懸念材料に違いない。

 とくにここ数年の不動産価格の異様な高騰を見れば、多くの日本人が「いつか来た道」とばかりに間近に迫る“大暴落”をイメージするのも無理のないことだろう。

 だが不動産価格の暴落の予言は、2008年のリーマン・ショック直後に出された4兆元(約65兆円)の巨大な財政出動の影響で中国経済がV字回復したころから指摘され始め、かれこれ10年弱にもなるというのに、一向に訪れないのである。

 それどころか北京や上海、深セン、そして南京や武漢といった都市では、政府が躍起になって対策を打たなければ価格高騰が収まらないというほどのフィーバーぶりが続いている。

 この中国人の相変わらずの不動産に対する熱狂ぶりを象徴する問題が発覚したのが、今年の春だった。

 きっかけは3月下旬に中国中央テレビが報じた番組。そのタイトルは〈上海で不動産仲介業を営む男性 マンションを売るために客に結婚相手を斡旋 70歳のおばあさんを含め4組の結婚をまとめる〉だった。このニュースに刺激された国内の他のメディアも追いかけて大きなニュースとなって広がったのだ。

 そのうちの一つが3月29日付『中国新聞ネット』のニュースで、タイトルは〈偽結婚で家を買える 仲介者が偽の彼女か彼氏を紹介、一回で10万元(約163万円)〉だった。

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