記事詳細

時系列で分かる「加計問題」真相 決着後に作成した「ご意向」文書、「広域的に」の解釈も大間違い (2/2ページ)

 文科省の再調査では、この文言を書き加えるよう指示したのは萩生田光一・官房副長官とされていたが、実際には山本幸三・地方創生相の指示であることがのちに明らかになった。

 これについてマスコミの多くは、「辞任するクビを差し替えた」と捉えたようだ。つまり、萩生田氏を守るために、責任を山本氏に押し付けようとしている、ということなのだろうが、まさにこれこそ「読めていない」のだ。

 もともとは「萩生田氏が『広域的に』という文言を加えるように指示している」というメールを、内閣府の職員が文科省側に送ったということだが、これは内閣府の人が単に指示の主体を間違えただけである。

 それに、前述のとおり、一部マスコミは「広域的に」の文言が加わったことで、事実上、京産大が排除されたと解説していたが、これは間違いだ。

 地方行政をやっている者なら知っているはずだが、「広域的に」とは、複数の市町村に、という意味合いである。その意味であれば、京産大は申請可能だったのだ。しかし、獣医系団体からの政治力学が働いたため、1校しか新設できなくなってしまったし、加計の方が申請が先だったので、そうした事情を知っている京産大はそんな無粋なことをやらなかっただけだ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース