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トランプ氏、中国に“見切り”か…北への圧力「少なくとも頑張った」 限界露呈で2次制裁も

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は20日、ツイッターで北朝鮮情勢に関し、中国の習近平国家主席による対北圧力に謝意を表明しつつ、中国による一連の取り組みは「うまくいかなかった」と書き込んだ。トランプ氏はまた、「少なくとも中国は頑張った」と指摘。トランプ政権が中国を通じた外交的解決の選択肢に見切りをつけた表れとの見方が出ている。

 トランプ氏は同日、北朝鮮から昏睡(こんすい)状態で解放された米大学生、オットー・ワームビア氏が19日に死亡したことに関し、「侮辱的だ」と述べた上で「このようなことは決して起きてはならない」と強調し、北朝鮮に一層厳しい態度で対処していく構えを示した。

 中国が北朝鮮に対して一層の経済的圧力を行使する余地がある以上、米政権が中国を軸とする現行の「国際圧力」路線をただちに転換するとは考えにくい。

 ただトランプ政権は、対北制裁をめぐる中国の影響力と意欲の限界が露呈してきたことへのいらだちを強めつつあり、今後は北朝鮮と取引のある中国企業への2次制裁をちらつかせるなどして、引き続き中国からの協力の取り付けを図ることになりそうだ。

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