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中国四川省で山崩れ118人不明、13遺体発見 大雨で誘発 習氏が「重要指示」発令

 【北京=西見由章】中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州茂県で24日午前5時40分(日本時間同6時40分)ごろ、山崩れが発生した。四川省政府の発表によると62世帯の住宅が埋まり13人の遺体を発見、118人が行方不明となった。

 現場は省都・成都の北西約180キロにある高山に囲まれた集落。国営新華社通信によると山崩れの範囲は約1800万立方メートル、崩落距離は2・5~3キロに達した。頂上付近から山の一部が崩れ、ふもとの集落と川が広範囲にわたり石や土で埋め尽くされた様子が現地の映像から確認できる。

 同自治州周辺では強い雨が10日間ほど断続的に降っており、山崩れを誘発したとみられる。

 9万人近い死者・行方不明者を出した2008年の四川大地震で山の地盤が緩んでいた可能性を指摘する専門家もいる。

 土砂に埋まりながら妻や生後1カ月の長男とともに救出された住民男性(26)は「子供のオムツを替えていたら家が爆発するような音がして、3人で外に逃げ出した」と地元メディアに証言。また近くの村の住民は「『ゴーゴー』という巨大な音で目が覚めた。すぐに現場に駆け付けたが村の集落はすべて埋まり、親類の8人が生き埋めになった」と話した。

 習近平国家主席は不明者を全力で救出するよう四川省政府に「重要指示」を発令。警察や消防など2000人が現場で救援活動にあたったが、二次災害の恐れもあり難航している。

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