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事故装う「暗殺」も…朴前政権、正恩氏の失脚工作 文政権には引き継がれず

 衝撃の情報だ。韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政権が2015年末から、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の失脚工作を進めていたというのだ。正恩氏の暗殺も手段として含まれていたもようだが、実現はしなかったという。

 26日付朝日新聞が、朴政権の対北朝鮮政策に詳しい関係筋の話として報じた。同紙によると、朴政権は北朝鮮との対決路線に傾く過程で、この政策を採用した。朴氏は15年12月の南北当局者の会談が決裂したことを受け、決裁書にサインした。韓国の情報機関、国家情報院が主導し、正恩氏の引退や亡命、暗殺などが含まれていたもようだとしている。

 正恩氏の乗る自動車や列車、水上スキーなどに細工して事故を装う方法も検討されたが、北朝鮮の警戒が厳しく、実現しなかったという。

 北朝鮮は対北強硬政策を進める朴氏を「かいらい大統領、朴槿恵」「核錯乱症に陥った老女」などと個人攻撃してきた。韓国の憲法裁判所が今年3月に朴氏の大統領罷免を決定した際には、北朝鮮の国営メディアが、決定から約2時間後に臨時ニュースとして報じる異例の対応を見せた。

 朴氏の早期退陣を求めていた大規模デモの裏にも、北朝鮮の関与が指摘されていた。朴政権が正恩氏の失脚工作を進めていたことに対し、北朝鮮も対抗策として、朴氏の早期辞任に向けた工作を仕掛けていた可能性も考えられる。

 朴政権が進めた工作は、「従北派」である現在の文在寅(ムン・ジェイン)政権には引き継がれなかったという。

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