記事詳細

【永田町・霞が関インサイド】激しさ増すホワイトハウス権力争い クシュナー氏の裏に「ワシントンの主」の存在 (1/2ページ)

 ワシントンのキャピトル・ヒル(米議会)界隈(かいわい)で「永遠のワシントンの主」と呼ばれている人物がいる。

 レーガン共和党政権時代にわずか6カ月半だが、大統領首席補佐官を務めたケネス・デュバースタイン氏である。ユダヤ系の73歳。

 なぜ、ワシントン政界の「主(ぬし)」と呼称されるのか。

 日本のメディアにはほとんど登場したことがなく、在米日本大使館(佐々江賢一郎駐米大使)も接触がないという。

 平たく言えば、デュバースタイン氏は「ロビイスト」である。

 ところが、半端ではないロビイストなのだ。自身は共和党員であるが、共和、民主両党に太いパイプを持っている稀有な存在なのだ。

 2008年の大統領予備選当時のエピソードである。デュバースタイン氏は当初、出馬したジョン・マケイン上院議員(共和党)選対の顧問を務めていたが、途中からバラク・オバマ上院議員(民主党)に宗旨変えした。

 変わり身の早さと言えばそれまでだが、マケイン陣営から大ブーイングが起こったのは当然だ。

 それでも、今日に至るまで同氏の隠然たる影響力に翳りは見られない。

 ホワイトハウスの近くに事務所「デュバースタイン・グループ」がある。

 同事務所のクライアントは、「アクセンチュア」「アリババ」「ダウケミカル」「ハネウェル」「ユナイテッド航空」「BP」などそうそうたる大企業である。

 デュバースタイン氏は民主党色が強いブルッキングス研究所、外交評議会(CFR)、ケネディ・センターなどの評議員であり、共和党系のハドソン研究所の評議員でもあり、名門ジョンズ・ホプキンス大学の評議会理事。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう