記事詳細

【昭和のことば】地下鉄に「嫌煙の仲」ポスターも…日照権ヒントに生み出された「嫌煙権」(昭和53年) (1/2ページ)

 飲食店での喫煙問題が過熱している。2020年に開催される東京五輪に向け、日本は完全な禁煙社会となるのか、段階的な分煙社会に留まるのか。とかく、喫煙者は嫌われている。「あなたのたばこの煙はいやです」とはっきり言う権利、これが「嫌煙権」だ。

 このことばは、非喫煙者の権利を守ろうとする市民団体が、日照権をヒントに生み出した造語である。この年、東京の地下鉄に(タバコをくわえたチンパンジーとそれを嫌がる犬の)「嫌煙の仲」と書かれたポスターが貼られ、「嫌煙権」が流行語となった。

 この年の主な事件は、「三里塚・芝山成田空港反対同盟と機動隊との攻防。10人が管制塔に乱入占拠」「東京・後楽園球場で、キャンディーズのさよならコンサート、5万人熱狂」「植村直己、世界初の犬ぞり単独行で北極点に到達」「宮城県沖地震(M7・5)、仙台市中心に被害大、死者28人、損壊家屋2844戸」「長洲一二神奈川県知事、シンポジウムで『地方の時代』提唱」「東京・両国の花火、隅田川花火として復活」「日中平和友好条約、北京人民大会堂で調印。●(=登におおざと)小平中国副首相ら批准書交換のため来日」「八重洲ブックセンター開店」「大平正芳内閣成立」など。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース