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【2017都議選 首都決戦】オウンゴール炸裂で自民20議席減も 失言の稲田氏は退任確実…「加計」「豊田氏」の三重苦 (1/3ページ)

 東京都議選(7月2日投開票)で、自民党がのたうち回っている。いわゆる「加計学園」問題や、離党届を提出した豊田真由子衆院議員の暴言・暴行問題に加え、稲田朋美防衛相が「自衛隊の政治利用」と受け取られる軽率極まる失言を炸裂(さくれつ)させたのだ。自民党は「三重苦」ともいえる大苦境に陥り、現有57議席から「20議席減」の30議席台に落ち込む可能性が高まってきた。相次ぐ敵失を受け、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」(小池新党)は40議席台後半に届く勢いだ。自民党はやっと、国民的人気を誇る小泉進次郎衆院議員を都議選応援に投入した。

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 「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」

 稲田氏は27日夕、東京都板橋区で開かれた都議選の自民党候補を応援する集会で、こう語った。自衛隊法は、隊員の政治的行為を制限しており、稲田氏の発言は、法に抵触する恐れもある。とても弁護士とは思えない無分別さ、思慮の足りなさといえる。

 事態の深刻さに気付いたのか、稲田氏は同日夜、「誤解を招きかねない発言だった」「防衛省・自衛隊はもとより、政府機関が特定の候補者を応援することはあり得ない」と発言を撤回。「職務を全うしたい」と閣僚辞任は否定した。

 だが、批判は収まらない。

 自民党の石破茂元防衛相は「行政の中立性、公平性の点で問題がある。常識的に考えて『自衛隊の政治利用』という以前の話だ」と指摘した。政府高官は「前後の文脈と関係なく、まずい」と頭を抱えた。

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