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安倍首相“三重苦”で大きな逆風 内閣改造7月下旬に前倒しも (2/2ページ)

 安倍首相にとって7月は外交日程が山積していた。同月7、8日には、ドイツでの20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する。これに合わせて北欧のデンマーク、フィンランド、スウェーデンと、バルト三国の1つ、エストニアを訪問する予定。同月下旬には、東京で日中韓首脳会談を開催する方向で調整していた。

 ところが、中国側が日中韓首脳会談の先送りを通告してきた。日本政府は年内開催を目指して、調整を続ける意向だが、安倍首相には「渡りに船」ともいえる。一連の外交日程を終えて8月に行う予定だった内閣改造を、前倒しできる時間的余裕ができたのだ。

 更迭候補としては、今回の失言だけでなく、南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報問題でも批判を浴びた稲田氏を筆頭に、「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法の国会答弁で不安のあった金田勝年法相など、7、8人の名前が浮上している。

 民進、共産、自由、社民の野党4党は、稲田氏の即時罷免を要求しているが、北朝鮮が日本への軍事的恫喝を続けるなか、官邸としては「防衛相の急な更迭は混乱を招く。稲田氏は内閣改造で交代させる方向」(関係者)と判断したようだ。

 一方、入閣候補としては、進次郎氏や、憲法改正で安倍首相と意見が近い橋下徹前大阪市長らの名前が出ている。

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