記事詳細

北に秋波でトランプ氏激怒 おびえる文政権、「THAAD配備」議題外し躍起 米韓首脳会談に波乱の予兆 (2/2ページ)

 文政権の北朝鮮を利するような発言も、米国を刺激している。会談を前に訪米した文氏の側近は「北朝鮮が核・ミサイル活動を中断すれば、韓米合同演習や韓国内の米戦略兵器の縮小も可能だ」と発言して物議を醸した。文氏自身も欧米メディアのインタビューで「(北朝鮮との)対話が必要だと信じている。制裁と圧力を通じてだけでは、北朝鮮の核問題を解決できない」と述べた。

 こうした文政権に対し、トランプ氏は「恩知らず」と激怒したと伝えられた。上院議員たちもトランプ氏に対し、「THAADの完全な配備を阻害する手続き的検討作業を促進する方法を模索しなければならない」という内容の公開書簡を送ったと複数の韓国メディアが報じた。議員の中には、大統領選の共和党候補指名レースでトランプ氏と争った有力議員も含まれている。

 米韓両国の認識のズレは、首脳会談後の対応にも表れている。朝鮮日報(日本語版)は27日、米韓首脳会談後の記者会見では、記者からの質問を受け付けないと報じた。

 その背景について、同紙は「THAADなど韓米間の懸案に関連して敏感な質問が出た場合、意見の相違が公になる余地をなくすためのものではないか、との見方もある」と指摘した。

 首脳会談ではTHAAD配備などをめぐり、米側の厳しい要求が予想される。トランプ氏の怒りに触れることで、文氏が現実を認識すればいいのだが…。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース