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日本と中韓、文明の本質まったく違う理由 石平氏「中韓の根本が変わることは今後もまずない」 (2/3ページ)

 --それは、中国が共産主義になっても変わらなかった

 「いい例があります。毛沢東は農村に人民公社をつくり、家ではなく『公』に作物を納めるシステムをつくりましたが、中国の農民には完全にソッポを向かれました。そこでトウ小平が家に収益が入る制度に変えたのです。すると、たちまちに農民はせっせと働くようになった。制度が変わろうとも、皇帝が国家主席や総書記に変わっても、国家や公はなく、一族の繁栄しか頭にない証拠です」

 --近代化を阻んだ中韓の3点セットとして「皇帝」「官僚」「科挙」を挙げていますね

 「頂点に立つ絶対権力者の皇帝。そして皇帝の手足となって民衆を支配する官僚。それを選抜する科挙という難しい試験制度。隋の時代から続く科挙は一見、公平なチャンスが与えられる制度のように見えますが、科挙によって『政治(官僚)』以外に立身出世する道も自由もなくなったことが問題なのです」

 「頑迷に儒者(官僚)のみ固執し、芸術家や知識人、商人、職人などはないがしろにされる社会では、近代化を支える分厚い中間層が育ちません。日本は儒教は受容したものの絶対視はせず、科挙も取り入れなかった。その結果、江戸時代から自由な発想や商工業、自然科学が急速に発達し、それが明治以降の近代化につながってゆくのです」

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