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【米中激戦!】米中対決で考えられる2つのシナリオ 戦火か、厳しい経済状況か…日本も相当な覚悟が必要 (1/2ページ)

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 米中両国が対決する場合、基本的に「2つのシナリオ」が考えられる。

 第1は「エア・シー・バトル」シナリオ。これは南シナ海を戦場として、米中両国が「通常兵器による海と空の戦い」を繰り広げるものだ。

 第2は「オフショア・コントロール」シナリオ。米国が中国を海上封鎖し、経済制裁によって締め上げるものである。

 米国のシンクタンクの米中対決シナリオを見ると、さまざまなバリエーションが考えられるが、要約すれば、この2つのシナリオに集約される。

 このあたりについては、「対中強硬派」で、ドナルド・トランプ政権の国家通商会議(NTC)委員長となったピーター・ナバロ元カリフォルニア大学教授が、著書『米中もし戦わば-戦争の地政学』(文芸春秋)でうまくまとめている。

 ただし、これは米軍が何を考えているかということではない。米軍周辺から出てきた情報を総合すると、この2つのシナリオに集約するだろうということだ。

 最悪の場合、米中両国が本格的な「核戦争の危機」に直面することも考えられる。つまり1962年の米ソ両国によるキューバ・ミサイル危機と同様の事態も考えられるのだ。現在も南シナ海では、米中の海軍がしのぎを削っており、いつ軍事危機が勃発しても少しもおかしくはない。

 さて、「エア・シー・バトル」シナリオでは、中国本土の海軍基地や空軍基地、ミサイル基地も米軍の標的となる。軍事紛争がエスカレートすれば、中国の攻撃対象として日本本土の米軍基地や自衛隊基地、さらに大都市への攻撃も想定しておかなければならない。

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