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【山口那津男 本音でズバッと】都議選で示された“民意” 自公政権の新たな試練がはじまる (1/2ページ)

 東京都議選が2日投開票された。各党が国政選挙並みの態勢で取り組んだ結果、小池百合子都知事を支持する勢力が、定数127の過半数(64議席)をはるかに超える79議席を獲得して圧勝した。わが公明党は23人全員が当選した。7回連続で全員が当選したことになる。

 自民党は、都議会第1党の座を、小池氏率いる「都民ファーストの会」(55議席)に譲り、過去最低の23議席と歴史的惨敗を喫した。

 一方、国政で野党の民進党、日本共産党は、積極的な国政批判を展開したが、改選前の議席と比べ、民進党は2議席減、共産党は2議席増と、ほぼ現状維持にとどまった。

 この都民の下した審判を、冷静に謙虚に受け止める必要がある。

 小池氏が昨年都知事に就任し、今回、その高い人気の下で率いる都民ファーストの初挑戦に注目が集まっていた。しかし、小池氏に対抗姿勢をとった自民党も盛り返し、互角の激突が展開されるかに見えた。

 ところが、選挙戦の告示直前から、自民党所属国会議員の不祥事や、閣僚の不適切発言をめぐる批判的報道が相次いで噴出し、終盤まで響いた。

 民進党、共産党など野党は、都議選にもかかわらず、国政批判を強めて批判票の受け皿になろうと、しきりに安倍晋三政権を攻撃した。

 結果は、自民党が失った議席のほとんどを、都民ファーストが吸収したことになる。都民ファーストの候補者が、自力で得票を積み重ねたというよりも、相手のオウンゴールで浮かび上がったともいえるのだ。

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