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弾道ミサイル防衛の“中核” 米海軍「アーレイ・バーク」級駆逐艦 (1/2ページ)

 北朝鮮は4日午前、北西部の平安北道(ピョンアンプクト)から日本海に向けて、弾道ミサイル1発を発射した。約40分間、約930キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に着水した。北朝鮮は同日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと表明した。

 米独立記念日を狙って、トランプ米大統領が設定したとされる「レッドライン」を越えた可能性がある。朝鮮半島の緊張が再び高まりそうだ。

 日米両国は万が一の事態に備え、イージス艦を配置し、迎撃体制を構築している。海上自衛隊の4隻の「こんごう」型とともに、米海軍第7艦隊を中心とした約10隻でBMD(ミサイル防衛)にあたる。米側の中核となっているのが「アーレイ・バーク」級である。

 1970年代後半、イージスシステムを初めて搭載したのが「タイコンデロガ」級巡洋艦だ。「スプルーアンス」級駆逐艦として生産されていた船体を流用し、83年から94年までに計24隻が製造された。

 これとは別に60年代、「DX(次世代駆逐艦)計画」があった。駆逐艦の主任務は対潜戦だが、東西冷戦中、航空脅威の高まりも懸念された。そこで、イージスシステムを搭載した新しい駆逐艦を建造することを決めた。

 こうして、91年7月4日、独立記念日に合わせて「アーレイ・バーク」が就役した。名前の由来は、第2次世界大戦を戦い抜いたアーレイ・バーク提督(1901年~96年)だ。2017年までに62隻が就役しており、最終的にトータル76隻も建造される。

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