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【ぴいぷる】赤提灯文化の衰退でキレる企業戦士 精神科医・和田秀樹氏「感情的にならない本」ロングセラーの背景 (1/3ページ)

 自著『感情的にならない本』(新講社)が売れている。4年前に出版して以降、刷りを重ねて28刷。現在43万5000部に上る。

 本では、感情をうまくコントロールする方法を紹介しているが、感情を抑えることを薦めているわけではないという。

 「日本人ってどちらかというと、漫才の『横山やすし・西川きよし』や寅さんのように感情を出した方が人気は出るわけです。だけど、カッとなって暴言を吐いたりすると、政治家らは命取りになったりする。カッとなったときにそれを行動化するのをどう抑えるのか。そういう話を書いたつもりです」

 ■日本経済も

 取材では、感情を切り口として、現代社会を読み解いてくれた。理性で動く印象の経済活動にも感情が関わっていることがよく分かる。具体的にはM&A(企業の合併・買収)や安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」だ。

 まずM&A。最近では東芝や日本郵政の海外企業の買収が失敗したことが報じられた。

 「M&Aというのは本来、円高のときにやるものです。よその国の経営者は、自国の通貨が安いときには貿易で儲けて、通貨が高いときにはM&Aで儲けるものなんです。ところが日本の場合、通貨が安いと儲かっているから、浮かれてしまってM&Aをするわけです。そして通貨が高いときにはシュンとしてしまって何もしない。やっぱり感情判断ですよね」

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