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石破氏が安倍政権、自民内の雰囲気に苦言 「『キジも鳴かずば』では日本つぶれる」

 自民党の石破茂前地方創生担当相は6日、惨敗した東京都議選について「都議会の責任というより、自民党に対する反感みたいなものがあった」と安倍晋三政権を暗に批判した。その上で「要は誰のほうを向いて仕事しているのか、本当に国民、都民のほうを向いてやっているのかということだ」と述べた。

 2日の都議選投開票後、初めてとなる石破派会合で語った。

 石破氏は都議選で街宣車を走らせ、支持を呼びかけた際の有権者の反応について、今回の23議席に次いで少ない38議席だった平成21年都議選と比較し「あのときを摂氏0度とすれば、今回はマイナス20度。こっちを向いて1人も手を振らない、とても恐ろしい感じだった」と振り返った。

 さらに学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐり、後手に回った政府の対応を念頭に「立ち居振る舞いみたいなものに有権者はすごく敏感だ」と主張。「われわれは国民、都民のほうを向いて仕事していると思っているが、国民や都民はそう思っていない。でなければ、あんな結果(23議席)は起こらない」と述べた。

 その上で来年12月までに次期衆院選が行われるとの見方を示し「今度負けたら、この国はどうなるのかという危機感を言っていかねばならない」と訴えた。安倍首相への批判や不満が出にくい党内の現状については「言うべきことを言うべきときに言うか、言わないか。『キジも鳴かずば撃たれまい』と言っていると、みんな一緒に運命をともにし、日本がつぶれてしまう」と苦言を呈した。

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