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小池氏、農水相に築地豊洲両立案を説明 計画や費用の具体案示さず…実現できるの?

 東京都の小池百合子知事は7日午前、農林水産省を訪れ、豊洲新市場への移転と築地市場の再整備について、山本有二農水相に説明した。小池氏は都議選告示3日前の6月20日に「築地市場を豊洲に移転させ、5年後をめどに築地を再開発する」という「両立案」を電撃発表した。農水省は中央卸売市場の認可権限を持つが、小池氏は山本氏を説得し、両立案を実現できるのか。

 「卸売市場法について今後改正が予定をされている。どのような法律的な立て付けになっていくのか。物流も大きく変わり、それぞれ卸売市場が、いろいろな岐路に立たされている。市場法を変えていく流れになる。そこをまず見極める」

 小池氏は6月23日の記者会見で、こう述べた。

 小池氏は20日、両立案について、(1)「築地は守る、豊洲を活かす」(2)豊洲はIT(情報通信)を活用した総合物流拠点にする(3)都民の信頼回復に徹底的に取り組む-の3つの基本方針を示した。来年5月にも豊洲に移転し、さらに築地復帰を望む業者を支援し、新市場を再整備するという。

 都には築地も含めて11の中央卸売市場がある。小池氏が電撃的に発表した豊洲移転・築地再整備を実施した場合、近距離に2つの市場が共存することになる。だが、現在の卸売市場法、都条例では小池氏の「両立案」は実現不可能だ。そのため、小池氏は農水省に法改正による規制緩和を求める考えを示してきた。

 都は豊洲新市場の追加汚染対策工事を実施した後、農相の認可を受け、来年5月の移転を目指す。

 小池氏は、築地再整備計画やその費用に関する具体案をまったく示していない。小池氏から説明を受ける山本氏には、「国民ファースト」の判断が求められそうだ。

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