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北朝鮮ICBMの次の狙い 核弾頭小型化は時間の問題、日米韓での軍事オプションも (1/2ページ)

 北朝鮮が4日に発射したミサイルについてはICBM(大陸間弾道ミサイル)だとの認識で各国がほぼ一致した。これを受けて米国や韓国、中国、ロシア、そして日本の動きにどのような変化が出てくるのか。

 日本側の対応は素早かった。発射後8分くらいで、NHKによるニュース速報が出た。菅義偉官房長官による緊急記者会見も午前中に行われ、「本日9時39分頃、北朝鮮西岸より弾道ミサイルが発射され、約40分間飛翔し、日本海のわが国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられます」と話した。

 その後、各マスコミから報道があり、37分間、930キロ飛行したことがわかった。

 筆者は理系のクセで、こうしたデータが出ると一体どこまで飛ばせるのか計算したくなる。これを高校程度の物理問題としてみるには物事を単純化し、空気抵抗はないと想定するのだ。

 現実には空気抵抗があるので、高校程度の知識では分からない。しかし、気象現象が起こる対流圏は上空20キロメートルくらいまで、だいたい100キロメートル以上を宇宙空間としている。大陸を攻撃できるようなICBMであれば、あまり空気抵抗を受けない空間を飛行するので、とりあえずの概算としては空気抵抗なしでもおおよそのイメージは得られるだろう。

 その条件の下、初速と打ち上げ角度さえわかれば、何秒後にどこまで届くのか計算できる。逆にいえば、何秒後にどこまで届いたのかが分かれば、初速と打ち上げ角度がわかる。37分間、930キロ飛行だと、初速は秒速10・9キロメートル、打ち上げ角度は88度だ。

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