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【永田町・霞が関インサイド】急速に強まる麻生氏の存在感 ひねくれ者多い永田町で広がるうがった見方 (1/2ページ)

 安倍晋三政権の権力構図に変化が起きつつある。

 麻生太郎副総理兼財務相の存在感が急速に強まっているのだ。

 永田町では、来年9月の自民党総裁選までに安倍首相が何らかの理由で退陣を余儀なくされた場合、麻生氏が総理総裁を継承する腹積もりでいることは常識である。

 平たく言えば、麻生氏は枯れていないのだ。

 ひねくれ者が多い永田町関係者の間でうがった見方が流布されている。

 森友学園から加計学園まで続いた首相周辺が絡む疑惑に関しても、その指摘に合点がいくものがある。

 森友学園問題では、土地払い下げ交渉をしていた2014年4月ごろ、籠池泰典理事長(当時)が「現金入り」と目される封筒を持参して陳情に行った先は鴻池祥肇元防災相の議員会館事務所だった。鴻池氏が3月1日夜、緊急会見を開き、政治家への働きかけを明らかにした。

 加計学園問題に関しても、都議選で自民党が歴史的大敗を喫した直後の7月4日付の西日本新聞が、日本獣医師会の蔵内勇夫(いさお)会長のインタビューを掲載して、注目を集めた。「あの手、この手で根回しみたいなこともあった。加計になるんだなと分かっていた」と語っている。

 鴻池議員は、麻生政権の官房副長官を務めた麻生派の番頭格だ。

 一方の蔵内氏は、麻生氏の地元・福岡県議を8期30年務めた県政のドン的存在であり、城代家老的な存在でもある。

 このように、麻生氏と密接な関係を持つ人物がピンポイントで、間接的であれ安倍首相のイメージダウンにつながる発言を行っている。

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