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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「山」》政権批判の受け皿となった“小池新党” 自民は党勢立て直しが急務 (1/2ページ)

 安倍晋三政権に対する批判は氷山の一角ではなかった-。東京都議選での自民党の歴史的な大敗は、同党に対する国民の不満が高まっていることを浮き彫りにした。野党第一党の民進党のていたらくが続く中、小池百合子東京都知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が政権批判の受け皿になった形だ。

 都議選大敗直後も「地方選挙と国政は違う」「小池氏はそのうち飽きられる」などとうそぶく党幹部がいた。都議選のまっただ中、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる問題で、下村博文都連会長(党幹事長代行)が同学園からの違法献金疑惑が週刊誌で報じられた際、別の幹部は「風評被害だ」など半ば公然とメディアを批判した。

 これこそまさに“物言えば唇寒し”だろう。政府・自民党は大敗の事実を直視し、猛省してもらいたい。加計学園の問題をめぐる政府対応の不手際に加え、稲田朋美防衛相の失言、当選2回生議員の女性問題や秘書への暴行疑惑…。これら全て、慢心からくる失態だ。都議選の自民党候補者も自力で当選できなかった責任は当然あるが、党所属の国会議員によるオウンゴールで招いた強烈な逆風には同情の余地がある。

 長期政権を目指す首相にとって、登山に例えれば今は何合目だろうか。第2次安倍政権発足から4年半、選挙で共産党との共闘を目指す民進党の“迷走”にも助けられ、ここまでの山登りは比較的順調だった。首相は20年続いたデフレからの脱却を目指し、人口減少を見据えて労働市場改革など日本社会のあり方を根本から変える政策を打ち出してきた。北朝鮮情勢など厳しさを増す外交でも綱渡りが続く。戦後日本で初めて憲法改正という政権最大の難関にも挑もうとしている。国民は首相が国のリーダーとして存在感を示し、内政では賃上げなど国民生活を守り、より良くしようとする姿勢を評価してきたのだ。

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