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信号、一方通行無視…「なんでもあり」の中国交通事情 強烈!監視カメラ網が威力発揮 (1/2ページ)

 中国の交通事情を一言で表現するなら「なんでもあり」だ。信号・標識無視、自動車優先、一方通行無視、速度違反……。

 並べたらきりがないほど問題は山積している。

 だが、その一方で飲酒運転や駐車違反など、一部の違反については驚くほど大きな改善が見られることもある。

 これは中央が力を入れて改善に乗り出したケースで、今週取り上げるのはまさにその対象となった横断歩道上での歩行者優先を徹底するための取り締まりである。

 ちなみに過去3年間、全国の横断歩道で起きた事故は約1万4000件で、うち3898人が死亡、事故原因の90%は車両が減速しなかったこと。

 中国の横断歩道はといえば、速度を落とさずに突っ込んでくる車を歩行者がよけながら隙間を横断するといったイメージだった。

 本来、中国の道路交通安全法第44条や47条には信号のない道でも歩行者を優先することが明記されている。だが、実態は前述したような状況であった。

 この当たり前の光景が大きな社会問題となったのは、公開された複数の交通事故の映像だった。

 一つは5月13日。横断歩道手前で歩行者を横断させるために停止したら、その行為に怒った後ろの車が追いかけてきて無理やり停車させて殴りかかってきた映像(男は映像により逮捕)だ。

 もう一つはその約1カ月後に横断歩道上で減速することなく突っ込んできたタクシーにはねられた若い女性の映像で、動けなくなってしまった女性を後続のバンがさらに轢くという衝撃映像だった。

 このことをきっかけに全国で取り締まりが強化され始めたのだが、この取り締まりも、やはり強烈なものであった。

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