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【日本の解き方】自民党内政局は激化するのか? 石破氏は小池旋風を取り込めるかがカギ握る、補正予算と経済政策が焦点に (1/2ページ)

 東京都議選で自民党が大敗したことを受けて、安倍晋三政権に対する批判の声が自民党内からも出始めた。本格的な「安倍降ろし」につながる可能性はあるのか。その場合、有力な後任候補はいるのだろうか。

 都議選では、自民党も負けたが民進党も負けた。この意味で、政局と言っても政権交代ではなく、自民党内の話となる。時の権力者が弱ったとみえると生じるもので、かつての自民党内ではよくみられた現象だ。

 都議選直後に安倍首相が、麻生太郎副総理、菅義偉官房長官、甘利明・前経済再生相と会談したのも、こうした動きを見越して党内体制を固めるためだ。

 自民党の国会議員は衆参合わせて400人超で党内の勢力図は、細田派96人、額賀派55人、麻生派59人、二階派43人、岸田派45人、石破派19人、石原派14人という状況だ(首相と衆参両院議長を除く)。

 細田派、麻生派、二階派を取り込めば、数の上で政局は起きにくい。また、岸田文雄外相は「安倍首相からの禅譲狙い」との観測もある。とはいえ、政治は一寸先は闇だから、何が起こるかわからない。

 こうした数の話は政治の常識であるが、政局をあおりたいマスコミは、「反安倍」の政治家の露出を高めて政局ムードを作り出す。いってみれば、マスコミ発のムードに一般国民も乗ってくると、政治家が焦りだして、政局の流れが作られることもなくはない。最近、石破茂氏が多く露出するのはマスコミの仕掛けだろう。

 石破氏を支持するグループの数は多くない。ただ、政治の世界では、数が少なくても主導権を握れる場合もある。それはより大きな流れをつかむときである。今の石破氏は、小池百合子東京都知事の勢いを取り込めるかどうかが重要になる。

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