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二階氏、人事の「秘密」握り影響力増大? “政高党低”からもの言う党の復権 (2/3ページ)

 「二階氏は、都議選投開票日の2日夜、東京・四谷の超高級フランス料理店『オテル・ドゥ・ミクニ』で、安倍首相と麻生太郎副総理兼財務相、菅氏、甘利明前経済再生担当相が会食したことに、強い不快感を持っていた。あの威圧感で抗議した可能性もある」

 それを裏付けるのか、安倍首相は欧州歴訪中の9日夜、同行記者団に、次のように語った。

 「来月早々に断行し、人心を一新する考えだ。結果を出すことができたのは、継続性と安定感だ。『骨格』はコロコロ替えるべきではない」

 麻生氏と菅氏、二階氏を留任させる意向を明らかにしたものだ。

 二階氏は、和歌山県議を経て、1983年に衆院議員に初当選した。田中角栄元首相の薫陶を受けるが、93年に小沢一郎氏とともに自民党を離党した。新生党、新進党、自由党と小沢氏と行動をともにするが、その後、決別。保守党を経て、2003年に自民党に復党した。

 この間、運輸政務次官や運輸相、経産相、自民党総務会長などを歴任し、昨年8月に自民党幹事長に抜擢(ばってき)された。党内外だけでなく、海外にも広がる幅広い人脈を駆使した抜群の調整力のため、かつての野中広務氏に匹敵する「最後の党人派大物」と呼ばれている。

 これまで、二階氏の“政局千里眼”は冴えていた。

 来秋の党総裁選について、「安倍首相の3選支持」を真っ先に打ち出し、党規約を改定した。安全保障関連法や消費増税延期の際も、いの一番に「首相支持」を表明し、党内の流れを決めた。安倍首相との距離が縮まるにつれ、二階氏率いる二階派(志帥会、43人)の勢力は拡大した。

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