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二階氏、人事の「秘密」握り影響力増大? “政高党低”からもの言う党の復権 (3/3ページ)

 現在、都議選ショックと、内閣支持率の急落は、解散権と党の公認権を一手に握ってきた安倍首相の「一強体制」を揺さぶっている。

 事態を打開するには手荒い外科手術(=大幅な内閣改造・党役員人事など)が必要だが、それにはショックも伴う。永田町関係者は「安倍首相は、波乱が予想される党内外の抑え、クッション役を二階氏に期待したのだろう」と話した。

 冒頭の「しっかりやりますから、ご心配なく」という発言は、「党内はご心配なく。任せておけ」という、二階氏の宣言にも聞こえる。

 都議選で、自民党を打ち負かした小池氏も“二階人脈”に連なる1人だ。新進党、自由党、保守党で同じ釜のメシを食い、小池氏の自民党入りを後押しした。2020年東京五輪・パラリンピックの成功や、築地市場の移転問題でも、「官邸-自民党-都庁」のパイプ役が期待されている。

 二階氏は今後、どんな存在になるのか。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「今回の内閣改造・党人事の最大の焦点は『幹事長人事』だった」といい、続けた。

 「絶大な権力を持つ自民党幹事長のイスを、菅氏や甘利氏、岸田文雄外相も狙っていた。二階氏は4日に官邸に乗り込んだ際、安倍首相から留任を取り付けたうえで、憲法改正に必要な人事についても話し合った可能性がある。人事に関する“秘密”を握ったとすれば、二階氏の影響力はこれまで以上に増す。安倍首相は、二階氏と歩調を合わせることで、苦境を打開する方法を探ろうとしているのではないか。これは、官邸主導から、党主導に移行する過程かもしれない」

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