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トランプ氏が韓国に鉄槌下す FTA再交渉正式要求、貿易赤字の削減狙い

 トランプ米政権が韓国に鉄槌を下した。米通商代表部(USTR)が12日、韓国に自由貿易協定(FTA)の再交渉を正式に要求したと発表したのだ。米国から韓国への輸出の障害となっている問題を解決し、貿易赤字の削減につなげるのが狙い。米首都ワシントンで8月に両政府による会合を開くことを提案した。

 トランプ米大統領は6月30日に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とホワイトハウスで初めて会談した際に「韓国と貿易協定の再交渉を行う」と意欲を示しており、実行に移した形だ。

 韓国産業通商資源省は13日「協定上、必ずしも応じる義務はなく、両国の合意がなければならない」と表明するなど対応に苦慮している様子が浮かぶ。

 USTRのライトハイザー代表が韓国の周亨煥(チュ・ヒョンファン)産業通商資源相に、12日付でFTA再交渉を求める書簡を送った。

 ライトハイザー氏は書簡で、2012年3月に米韓FTAが発効して以降「韓国とのモノの貿易による米国の赤字は2倍になった」と強調。「真に公正でバランスの取れた貿易関係の実現が重要だ」との認識を示した。

 米商務省によると、米国は16年に韓国とのモノの貿易で約276億ドル(約3兆円)の赤字を出したという。

 韓国産業通商資源省は、USTRからの要請は、FTAの「改定および修正」の可能性を含め検討したいとの内容で、「再交渉」との用語は使っていないと強調。早期に幹部を米国へ派遣し、米側との調整に当たるという。

 二国間がすでに合意したことを突然蒸し返される気持ちを少しは分かるだろうか。

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