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首都圏で“水不足”深刻 列島各地の豪雨水害の一方でカラ梅雨状態…荒川水系20年ぶり10%取水制限に (1/2ページ)

 北九州では記録的な豪雨で深刻な被害が発生、14日には愛知県でも豪雨被害があった。一方、首都圏はカラ梅雨状態で、東京都や埼玉県の水がめである荒川水系では20年ぶりに10%の取水制限が続いている。年初からの降雨量は1965年の統計開始以来4番目の少なさで、9月まで貯水率の回復は厳しいとの見方もある。生活に支障をきたすような水不足になってしまうのか。

 今月5日から取水制限が始まった荒川水系は、埼玉県秩父市の二瀬ダム、滝沢ダム、浦山ダムと、さいたま市の荒川調節池の4施設からなる。今年に入ってからこの地域では雨が少なく、14日現在の貯水率は60%まで落ち込んでいる。

 ダムの管理を担当する国土交通省関東地方整備局の太田浩徳・水政調整官は「春に山からの雪解け水が流れ込む利根川水系と異なり、荒川水系は純粋に雨が降らないと水がたまらない。梅雨に入る6月は平均164ミリの降雨があるが、今年は半分以下の70ミリしか降らなかった」と話す。

 関東地方整備局では深刻な渇水に見舞われた翌年の65年以降、半世紀にわたって降水量を記録しているが、今年は下から数えて4番目の少なさで「2010年に滝沢ダムが完成し、現在の態勢になってから最も少ない」(太田氏)という。

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