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官邸VS財務省 内閣支持率は危険水域 「ポスト安倍」は増税派ばかり…財政再建に動く石破氏、岸田氏、進次郎氏 (2/3ページ)

 完全な「増税派」というしかない。

 基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標維持を主張するなど、財政規律を重視する立場の石破氏だが、果たして「イシバノミクス」は日本経済をよくできるのか。

 経済政策に詳しい上武大教授の田中秀臣氏は「石破氏は以前から『金融緩和でマネーを供給すると、ハイパーインフレになる』と主張している。消費増税を前提とした経済政策という発想がうかがえる。『加計学園』問題では、政権を批判するスタンスに立ち、(岩盤規制にドリルで穴を開けるような)規制緩和に積極的には見えない」と解説する。

 さらに、「アベノミクスの『積極的な金融緩和』と『機動的な財政政策』『規制緩和など成長戦略』という3本の矢といずれも逆向きで、そのまま政策として実行すると日本は経済破綻してしまいかねない」と話す。

 「ポスト安倍」の有力候補である岸田文雄外相も「格差に適切に対応することが重要だ」といい、アベノミクスを修正すべきだとしている。

 田中氏は「経済格差の原因は、高齢化や不況の長期化だが、相対的貧困率も子供の貧困率も改善しているのが実情だ」と語る。

 安倍首相が8月3日に断行する方針の内閣改造で、閣僚や官房副長官での起用が取り沙汰され、「将来の首相候補」と目されている小泉進次郎衆院議員についても、田中氏の評価は厳しい。

 「進次郎氏は『こども保険』という名前の実質増税策を打ち出している。石破氏よりも増税スタンスははっきりしている。日本経済にとってマイナスになるような政策を、いま実行しようとしている分、危険度が高いともいえる。善意で発想しているのだろうが、国民目線に立っているのか」

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