記事詳細

首都圏大学危機感!進む「関東ローカル化」 地方の受験生確保に力入れる理由 (1/2ページ)

 今週は首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の主要大学で、地元の首都圏からの合格者占有率が、この10年で上がっている大学ランクを紹介したい。

 首都圏には、かつて全国区型と呼ばれる大学が多数あったが、今や地元進学者ばかりになりつつある。この10年で首都圏の割合がもっとも上がったのが横浜国立大。18・7ポイントアップだ。10年前の首都圏率は38・2%で、今年は56・9%に上がった。

 国立大が1位、2位を占めた。ほかに、5位に埼玉大、6位に東京外大など国立大の首都圏率アップが目立つ。

 代々木ゼミナール教育総合研究所の主席研究員、坂口幸世氏は「以前は首都圏の大学に進学したい地方の受験生が自分の学力に合わせて、いろいろな大学を目指しましたが、今は地元志向の高まりで家の近くの旧帝大や地元の国立大を目指すように変わってきました。結果、首都圏の大学の関東ローカル化が進んでいます」という。

 経済的な問題から、地方の受験生は地元大学を目指すようになった。その分、首都圏からの合格者が増えている。

 また、3位に津田塾や7位に東京女子大など女子大の首都圏率も上がっている。津田塾と10位のお茶の水は10年前、首都圏率は5割を切っていた。坂口氏は「津田塾やお茶の水は、最難関の女子大を目指す層が地元の大学を目指すようになったことと、女子の進学先が多様化して法学部や経済学部、理系学部を目指す受験生が増え、女子大離れが進んだのでしょう」という。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう