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米中、経済対話決裂…記者会見すら開けず トランプ氏激怒「鉄鋼に高関税もありうる」 (1/2ページ)

 米ワシントンで19日に開かれた米中両政府の閣僚級による第1回包括経済対話は、共同声明などの目立った成果を公表できないまま終了した。記者会見も開けず、事実上の決裂となったことで、トランプ米大統領は中国などから輸入した鉄鋼に高関税を課す可能性について「ありうる」と述べるなど強硬策を打ち出す構えを示した。

 米国側のロス商務長官とムニューシン財務長官は閉幕後、「中国は米国の対中貿易赤字削減に双方が協力して取り組むという共通目標を認めた」など、米国単独の声明を発表したが、ロイター通信は、中国の金融市場の開放や鉄鋼の過剰生産、自動車貿易などの分野に関して合意に達しなかったと報じた。

 米中は、4月のトランプ氏と習近平国家主席との首脳会談では友好ムードを演出。貿易不均衡の是正に向けて「100日計画」で協議することを決めていた。

 しかし、トランプ政権が北朝鮮の核・ミサイル開発に関して、中国側の努力が不十分だと不満を募らせるなか、ロス氏やムニューシン氏は経済対話の冒頭で中国側に対応を強く迫ったものの、中国側から出席した汪洋副首相は対立を避け「ウィン-ウィン」の関係を築くべきだと主張するなど、双方のトーンの食い違いは鮮明だった。

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