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北朝鮮軍で反金正恩の「クーデター謀議」か…首都防衛の師団長ら (1/2ページ)

 超大国アメリカを向こうに回し、核兵器・弾道ミサイル開発の暴走を続ける北朝鮮の金正恩党委員長。強力な経済制裁下に置かれた国民からは怨嗟の声が上がっているとも伝えられるが、情け容赦ない恐怖政治に支えられた彼の権力基盤は、今のところ揺るぎないように見える。

 しかし一部では、そうした見方を覆す情報も出ている。ごく最近、北朝鮮の軍内部でクーデターが謀議されていたというのだ。

 過去にも、似たような事件が起きたことはある。1995年、朝鮮人民軍の少将がクーデターにより金正日政権を打倒しようとしたが、決行前に発覚。少なくとも幹部40数人が処刑され、すべての家族が収容所送りになった「6軍団事件」だ。ほかにも、旧ソ連留学組の数百人が粛清された事件も起きている。

 (参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件

 また同じ時代にはクーデターとは異なるが、圧政に非難の声を上げた労働者たちが、ことごとく戦車にひき殺された出来事もあった。

 (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

 北朝鮮の人々は決して、体制に従うばかりのロボットではないのだ。

 それでも、金正恩時代になりクーデター未遂の情報が出たのは初めてだ。核・ミサイル開発の進展を受け、関係国にかつてなく「北朝鮮の体制崩壊」を期待する雰囲気が強い時期だけに、気になる話と言える。

 クーデター未遂の情報を紹介しているのは韓国のNGO、北韓情報サービスセンターの代表で、有力シンクタンクである世宗研究所の客員研究委員も務めるイ・ユンゴル氏だ。自身も脱北者であるイ氏は、北朝鮮中枢の人事動向に関する情報通として知られる。

デイリーNKジャパン
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