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「日報隠蔽」密告者は官邸周辺か “異例”調査対象の稲田氏、目立つ特異な言動 指揮管理能力欠如も (3/3ページ)

『天然ボケ』と思える部分もあった。だからこそ、必死に支えてきた。8月の内閣改造で交代必至なのに、どうして最後になって稲田氏に反旗を翻すのか」(桜林氏)

 確かに、防衛省・自衛隊は、民主党政権時代に「史上最低」といわれた田中直紀防衛相も懸命に支えてきた。

 田中氏は2012年1月、参院予算委員会で行われた外交問題の集中審議中、無断退席して20分近く行方不明となった。席に戻った後、「風邪薬を飲んでいた」と釈明したが、実は、議員食堂でコーヒーを飲んでいたという。その後、「在籍(在任)期間は国会内でコーヒーを飲まない決意で臨みたい」と語り、あきれられた。

 では、稲田氏の情報を流したのは誰なのか。

 永田町関係者は「官邸内外の『安倍降ろし』に加担する人物ではないか」といい、分析した。

 「防衛省による特別防衛監察の報告書の大枠は完成し、首相官邸には届けられている。一連の経緯が分かれば、防衛省内の幹部会議などの情報も把握できるはずだ。内閣支持率が危険水域まで落ちるなか、安倍政権に不満を持つ人物や勢力が、さらに政権を追い込むため仕掛けた工作では。極めて、政局的な動きのように感じる」

 この証言と合致するかは不明だが、フジテレビは19日、日報問題の「監察結果の概要」を、画像付きでスクープした。

 自衛隊は、国民の命と平和な暮らしを守るための実力組織である。北朝鮮をはじめとする、東アジア情勢が緊迫化するなか、一刻も早い、日報隠蔽問題の解明と、事態の沈静化が求められる。

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