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【iRONNA発】ワンピース世代のリーダー論 仲間に「バカと言われる強さ」がルフィの極意 (1/3ページ)

 漫画『ONE PIECE』はなぜ多くの世代から支持されるのか。それはファンタジーの世界観にとどまらない、実社会にも通じる「共感」があるからに他ならない。決してマンガと侮るなかれ。ワンピースには、日本のリーダー像を考える上で欠かせないヒントがたくさんある。(iRONNA 安田雪氏

 ワンピースを題材に、最近のリーダーや組織について3つのポイントを語ってみたい。第1は「『バカ』と言える力」、第2は「スピーチ・アクト」、第3は「喪失の代償」である。

 ワンピースは、主人公のルフィが海賊王を目指し、仲間とともに冒険をしながら成長していく物語である。平成9年から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、今年7月現在、85巻までの単行本を刊行、累計発行部数は3億5千万部を超えている。

 ◆スピーチ・アクト

 「所詮、少年漫画の世界」と考える方もおられるだろう。だが、ビジネス社会を担う大人にとっても、ワンピースから学ぶべきことは多いと私は考えている。現に、小学生時代にワンピースを愛読していた子供たちは、既に社会人として働き始めており、彼らはルフィ率いる海賊団「麦わらの一味」のような仲間のあり方を理想としている世代でもある。

 パワハラの訴えや、モンスターペアレントなどが跋扈(ばっこ)し、「物言えば唇寒し」この時代だが、意外なことにワンピースの主要人物のセリフでは「バカ」が多用されている。これは、私のゼミの学生がワンピースの主要登場人物のうち3人、すなわち主人公のルフィ、魅力的な女性航海士のナミ、世界一の剣豪を目指すゾロを選び、そのセリフをテキストで書き出し、彼らが使う言葉の特徴を分析してくれた結果である。

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