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ポスト習候補・孫政才氏、失脚のワケ…腹心との権力闘争勃発か 王岐山氏はスキャンダル暴露され (1/2ページ)

 秋の中国共産党大会を前に、習近平国家主席と「腹心」との対立がささやかれている。習氏の懐刀として反腐敗運動を指揮してきた王岐山・党中央規律検査委員会書記の親族をめぐる醜聞が表面化したが、その裏に習氏が関与している可能性も指摘される。24日には、委員会が調査していたとみられる前重慶市トップの失脚が確定。王氏は実績を積み上げているが、結末はどうなるのか。

 失脚が確実になったのは、前重慶市党委員会書記の孫政才政治局員。習氏の後継者候補の一人と目される存在だったが、党中央は15日に孫氏の解任を発表。14日に会議のため北京入りした後、拘束されて党中央規律検査委員会の調査を受けているとみられていた。

 孫氏は、汚職で失脚した薄煕来・元重慶市党委書記の思想が同市で一掃されていないと批判されていたほか、夫人に関する不正腐敗事件の可能性も取り沙汰されている。

 腐敗摘発に邁進する王氏についても、妻の親族に不明朗な資金が渡った疑惑が香港メディアなどで報じられた。情報を暴露したのは、米国に亡命した元実業家、郭文貴氏。その郭氏は驚くべき情報を明かしている。習氏が、王氏の親族の資産状況を調べるよう公安幹部らに指示していたというのだ。

 この情報が事実なのかどうかは定かではないが、事実だとすれば、盟友関係にあったとされる習氏と王氏の関係は過去のものになっている可能性がある。

 スキャンダルを指摘された王氏は17日付の党機関紙、人民日報の寄稿文で、「党内に聖域はない」と指摘し、秋の党大会以降についても「『党の鋭い刀』としての役割をさらに発揮する」と続投に意欲を見せていた。

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