記事詳細

内閣改造に“隠し玉” 外相に「反安倍」急先鋒の石破氏起用か、拒否すれば「倒閣に舵」 (3/3ページ)

 前出の永田町関係者は「党の危機に、重要閣僚を打診されて入閣拒否すれば、党内は『石破氏は倒閣に舵を切った』と受け止める。『また自民党を飛び出して、小池百合子都知事と救国政権でもつくる気ではないか』と疑う向きも出てくるかもしれない。現在、細田派(96人)を筆頭に、麻生派(59人)、額賀派(55人)、岸田派(45人)、二階派(44人)が『安倍首相支持』を打ち出している。石破派(19人)だけが反対に回れば、石破氏の『ポスト安倍』狙いは難しくなる」と語った。

 安倍首相は、石破氏とは距離を置いているが、石破氏の最側近、山本有二衆院議員を農水相に起用するなど、石破派を突き放してはいない。

 石破氏を重要閣僚で起用する案を、永田町の識者はどう考えるか。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「石破氏にとって『入閣=取り込まれる』だ。来年秋の党総裁に出馬するために、石破氏は派閥を立ち上げ、閣外に去ったはずだ」といい、続けた。

 「安倍首相の意を受け入れて入閣したら、派閥の領袖としての資質が問われる。もし入閣要請が来たら、自身ではなく、派閥の若手に譲るべきだ。そのうえで、自身は外から政権に苦言を呈し、もの申すスタンスに徹すべきではないか」

 違う意見もある。

 政治評論家の森田実氏は「今は『安倍政権の危機』というより、『自民党の危機』だ。安倍首相は石破氏に協力を要請し、石破氏も素直に応じ、懐の深さを示すべきだ」といい、解説した。

 「『加計問題』などで、安倍首相や自民党に批判が集中している。この事態を甘く見てはいけない。石破氏は次期党総裁選をにらみ、閣外に留まろうとするかもしれない。だが、そうした私利私欲を捨てて、愛党精神で『党の団結』に一肌脱ごうとすれば、男の株が上がる。今は党内抗争をするタイミングではない。結束が大事だ」

 安倍首相と石破氏は連携できるのか。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース