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“神通力”弱まる菅氏中心「官邸チーム」、進次郎氏の官房副長官抜擢で反撃か 屋山氏「首相の責任が大きい」 (3/3ページ)

 通常、官房副長官は首相の出身派閥から選ばれるが、無派閥の進次郎氏を起用することで「官邸の変化」をアピールできる。進次郎氏は、東日本大震災の復興に力を入れ、エネルギーや農業政策にも持論がある。世論を敏感に受け止めながら直言していけば、長期政権で「おごり」が見えた安倍首相に慎重な判断を促すこともできる。

 憲法改正阻止の狙いもあり、「倒閣モード」に入った野党と左派メディアに対しても、進次郎氏が加わった「官邸チーム」なら強気一辺倒ではない対応も期待できる。若い感性による「しなやかな反撃」というべきか。進次郎氏と菅氏は同じ神奈川県選出で関係は悪くない。

 安倍首相や官邸チームは変われるのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「安倍首相は『寛容と忍耐』という言葉を心に刻むべきだ。胸に自信と誇りを持ちながらも、反省すべきは反省し、謙虚な姿勢で国政に取り組むべきだ」といい、解説した。

 「安倍首相は一連の疑惑について、もっと丁寧に対応すべきだし、稲田氏は速やかに更迭すべきだった。今回は判断のタイミングがすべて『後ずれ』した。高い支持率にあぐらを欠き、政権を奪還したばかりの謙虚な姿勢を失ってしまった。世論は移ろいやすく、理屈では判断しない。権力を持つ者は謙虚でなければならず、そうした姿勢を国民に言葉ではなく、行動で示すしかない」

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