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“後継”稲田氏失墜で安倍政権痛手 首相が発掘、要職歴任の厚遇も…「代えたほうがよい閣僚」断トツだった (1/2ページ)

 稲田朋美防衛相(58)が辞任する意向を固めたことが27日、分かった。南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題をめぐり、陸上自衛隊に保管されていた電子データ隠蔽(いんぺい)に関する責任をとる。東京都議選応援演説での失言が自民党の惨敗につながったこともあり、引責辞任は不可避と判断した。防衛省は28日に日報問題に関する特別防衛監察の結果を公表する方針で、黒江哲郎事務次官、陸上自衛隊トップの岡部俊哉陸幕長も辞任する意向だ。

 安倍晋三首相は来月3日に予定している内閣改造に合わせて稲田氏を事実上更迭する方針だったが、本人の辞意は固いと判断した。稲田氏は28日中に辞表を提出する方向だ。

 陸自に保管されていた日報の電子データは3月15日に存在が発覚した。同じ内容のデータは統合幕僚監部にも保管されており、2月6日に公表されたが、陸自内のデータは「廃棄済み」と発表されていた。今月18日には稲田氏が陸自データの隠蔽に関与していたとの報道もあった。

 特別防衛監察では、岡部、黒江両氏が非公表方針の決定に関与したことが盛り込まれる見通しだ。稲田氏は隠蔽に関与したこと自体は否定しているものの、陸自内の文書管理の混乱などの責任を取る。

 稲田氏は6月に東京都議選の自民党候補に対する応援演説で「防衛省・自衛隊としてもお願いしたい」と発言。民進党など野党は首相に対し、稲田氏の即時罷免を求めていた。

 平成24年12月の第2次安倍政権発足以降、閣僚が辞任するのは稲田氏で6人目で、第3次安倍再改造内閣では2人目。稲田氏は弁護士を経て17年9月の衆院選で初当選し、行政改革担当相、自民党政調会長を歴任した。

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