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続投宣言から一転、民進・蓮舫代表辞任のワケ 党内対立が顕在化、分裂危機拭えず (1/2ページ)

 民進党の蓮舫代表(49)は27日の記者会見で、代表を辞任する意向を表明した。東京都議選の敗北などを踏まえ「いったん身を引き、より強い受け皿になる党を新執行部に率いてもらうのが最善の策だ」と述べた。後任を選ぶ代表選は9月に実施する方向で、前原誠司元外相や枝野幸男前幹事長、玉木雄一郎幹事長代理らが軸となりそうだ。

 蓮舫氏は会見で、昨年9月の代表就任後に党勢が低迷したことについて「統率する力が私には不足していた」と語った。党運営は「安倍晋三政権への『攻め』はしっかりしていた」としたが、政権批判の受け皿にならなかったと述べた。

 また、自ら身を引くことで「国民の選択肢(となる)二大政党制の民進党に作り直すことが国民のためになる」とも説明した。

 蓮舫氏は代表就任直前に台湾籍と日本国籍の「二重国籍」問題が発覚した。今月18日に日本国籍の選択を宣言した証明となる戸籍謄本の一部を開示したが、党の支持率は1ケタに低迷した。都議選は公認候補の離党が相次ぎ、告示前から2減の5議席に惨敗した。

 野田佳彦幹事長は25日に辞意を表明した一方、蓮舫氏は続投する意向だったが、同日の両院議員懇談会で蓮舫氏の責任論も噴出していた。蓮舫氏は平成16年の参院選東京選挙区で当選し3期目。旧民主党政権で行政刷新担当相を務めた。

 民進党の蓮舫代表が続投宣言から一転して辞任に追い込まれたのは、辞任表明した野田佳彦幹事長の後継がみつからず新執行部の人選が難しくなったからだ。幹事長の有力候補は、蓮舫氏と心中するよりも次期代表選への出馬をにらみ「就任要請を受けても断る」と予防線を張るケースが目立っていた。党内対立が顕在化した形で、党分裂の危機は依然はらんでいる。

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