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稲田氏“醜態”辞任会見 自衛隊に大危機、後任難航で安倍首相の「ライバル」「天敵」急浮上 (1/3ページ)

 稲田朋美防衛相は28日、南スーダンPKO(国連平和維持活動)部隊の日報隠蔽問題をめぐり、防衛省・自衛隊の混乱を招いた責任を取り、辞任した。ただ、同日公表された特別防衛監察結果は、稲田氏が陸上自衛隊側から「日報のデータ保管の報告を受けた可能性は否定できない」としながらも、「非公表とする方針を了承した事実はない」という玉虫色の内容だった。陸自側の反乱もあり「ブチ切れの女王」は防衛省を去るが、日本の安全を守る「実力組織」が負った傷はあまりにも大きい。

 「(日報問題の特別防衛監察結果は)防衛省・自衛隊に関し、極めて厳しい反省すべき結果が示された。極めて遺憾だ」「自衛隊員の士気を低下させかねない重大かつ深刻なものだ」「指揮監督する防衛相として責任を痛感し、職を辞することとした。先ほど安倍晋三首相に辞表を提出し、了承された」

 稲田氏は28日午前の記者会見で、こう語った。ただ、日報のデータ保管の報告については、「私自身、報告を受けたという認識は今でもないが、監察の結果は率直に受け入れる」と述べた。

 この会見に合わせるように、安倍首相も官邸で記者団の取材に応じ、次のように語った。

 「稲田氏は自らの責任で、日報問題の特別防衛監察を行い、全容解明を行ったうえで、再発防止策を講じた。そのうえで、『監督責任を取りたい』という強い申し出があった。閣僚の任命責任はすべて私にある。国民のみなさまに心からおわび申し上げたい」

 事実上の更迭となる稲田氏の辞任に合わせて、黒江哲郎事務次官、岡部俊哉陸上幕僚長の事務方、陸自両トップも辞任した。1954年の自衛隊発足以来、最大の危機といえる。

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