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「北朝鮮で『NARUTO-ナルト-』が流行っている」金正恩体制が骨抜きに (1/3ページ)

 北京駐在の北朝鮮代表部(大使館に付属した機関)の幹部が、韓流コンテンツを視聴していたことが発覚し摘発されたと韓国の大手紙・中央日報が伝えた。北朝鮮当局は、大使館に対して大々的な検閲(査察)を実施しているという。

 ■女子大生の悲劇

 幹部は6月末、韓流ドラマや映画を視聴していたことが発覚。外交官を監視し、取り締まる役目を負った秘密警察、国家保衛省(以下、保衛省)所属の安全領事は、即刻平壌に報告した。7月に入ってから、平壌から朝鮮労働党中央と保衛省の人員からなる検閲団が派遣された。

 北朝鮮は、韓流やハリウッド作品など外国映画を見ただけで厳しく罰せられる国だ。10代の未成年といえども容赦はなく、女子高生らが公開裁判にかけられた例もある。一昨年4月には、韓流ファイルを保有していた女子大生が逮捕される事件もあった。

 (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

 それでも、娯楽コンテンツとして魅力のある韓流が北朝鮮国内で拡大することは止められない。ましてや海外勤務であれば、北朝鮮国内よりも韓流やその他の外国文化に触れる機会も多い。

 昨年8月に韓国に亡命した元駐英公使の太永浩(テ・ヨンホ)氏の息子のグムヒョクさんは、日本のアニメ「ドラゴンボールGT」が好きだった。また、先日ボーカルが自ら命を絶ったことで話題になった米国のロックバンド・リンキン・パークのファンだったという。

 (参考記事:亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」

デイリーNKジャパン
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