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北朝鮮のミサイル開発と「国民虐待」は表裏一体の関係にある (1/2ページ)

 北朝鮮が、この7月だけで2回も大陸間弾道ミサイルを発射した。しかも、いずれも成功したと見られ、2回目には米本土を射程に収めた可能性を示して見せた。

 北朝鮮の弾道ミサイルは、少し前までは着弾前の空中爆発が目立ち、技術が完成するまで時間的余裕があると見られていたが、北朝鮮はごくわずかな期間で大きな進展を成し遂げてしまった。しかも、国際社会による経済制裁と米国の軍事圧力下においてだ。

 ■軍隊が虐殺

 どうして、そんなことができるのか。最大の理由は、金正恩党委員長が独裁体制を敷いていることにある。

 かつて中曽根康弘元首相は防衛庁長官在任時、日本の核武装の可能性について極秘裏に調べさせた。その結論は、「技術的には可能だが、国土の狭い日本には核実験場がないのでムリ」というものだったという。

 それでも核開発を強行するようなら、巨大なデモを呼び起こし、政権はすぐに倒されてしまうだろう。

 一方、日本が狭いというなら北朝鮮はもっと狭いが、言論の自由がないので、住民の反対運動など起きようもない。デモなどをすれば、軍隊に虐殺されるか、政治犯収容所で拷問され処刑されてしまう。

 (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

デイリーNKジャパン
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