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北朝鮮「金持ち女性」たちの密かな楽しみが危機な状況に (1/2ページ)

 北朝鮮の核開発とミサイル発射に対する国際的な締め付けが強まる中、首都・平壌などの富裕層に、意外な形でその影響が及びそうだ。

 韓国・仁川と中国を結ぶ国際フェリー10航路のうち、乗客数が最も多かったのが仁川港と中朝国境の丹東を結ぶ航路だったことがわかった。

 ■売春と重労働

 韓国の海洋水産省によると、2016年の1年間に仁川と中国を結ぶフェリーを利用した乗客数は92万2000人に達した。その中で乗客数が最も多かったのが仁川と丹東を結ぶ航路で15万4000人が利用した。以下、山東省の石島(15万人)、威海(13万9000人)、大連(9万1000人)の順だった。

 朝鮮半島の西海岸沖を北上し、北朝鮮のピダン島をかすめるようにして丹東の東港に入港するこのルートは、白頭山に向かう韓国人観光客や、韓国に向かう中国人観光客の利用が多い。

 このルートにはもう一つ、知られざる顔がある。韓国と北朝鮮の首都・平壌を結ぶ宅配ルートになっているのである。その仕組みは次のようなものだ。

 中国朝鮮族の商人は、平壌の客から注文を受け、韓国で品物を購入し、午後6時仁川発のフェリーに乗る。翌朝8時(中国時間)に丹東に到着すると、品物は通関を経て、早ければその日のうちに平壌の客の手元に届くという具合だ。

 丹東税関周辺には、同様のサービスを行っている運送業者が複数存在すると言われている。

 近年、平壌の富裕層にとってこの宅配ルートは、なくてはならないものになっていた。とくにらは、当局が視聴を厳禁している韓流ドラマ・映画をこっそり見ながら、そこで描かれている洗練されたライフスタイルに憧れ、身の回りのものを韓国から調達して「韓流ライフ」を楽しんできたのである。

デイリーNKジャパン
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