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“切り札”伊吹氏、文科相就任「固辞」のワケ 支持率急落に苦しむ安倍首相に大打撃 (1/2ページ)

 内閣改造・自民党役員人事を3日に控え、安倍晋三首相は1日、茂木敏充政調会長を経済再生担当相に、小野寺五典元防衛相を防衛相にそれぞれ起用する方向で最終調整に入った。学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題を受け、党幹事長や文部科学相などを歴任した伊吹文明元衆院議長に文科相就任を打診したが、伊吹氏は固辞した。

 麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官、世耕弘成経済産業相、石井啓一国土交通相は留任の方向で固まった。二階俊博幹事長も留任を承諾し、政権の骨格は維持されることになった。

 首相は1日の党役員会で「人心一新したい」と述べ、3日に行う内閣改造・党役員人事の一任を取り付けた。その後の閣僚懇談会では「新たな布陣の下、国民の皆さまとともに各般の政策をさらに力強く前に進めていく」と述べた。

 菅氏は1日の記者会見で、新内閣の布陣について「引き続き経済再生を最優先に国民の安全と平和な暮らしに万全を期すなど、政権の掲げる政策を前に進める内閣になる」と語った。

 首相は政権の信頼回復に向け、閣僚経験者を多数起用し、閣僚待機組の初入閣は少数に抑える意向だ。

 内閣支持率の急落に苦しむ安倍晋三首相にとって、伊吹文明元衆院議長の文部科学相起用は内閣改造の目玉であり、切り札でもあった。これを固辞された打撃は大きく、人事構想はギリギリの段階で大幅な修正を迫られた。

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