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北朝鮮の留学生が怯える「恐怖の夏休み」…家族と生き別れの例も (1/2ページ)

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮当局が最近、中国の大学に通う自国の留学生全員に対して帰国命令を下した。これはよくあることで、北朝鮮の学生にとっては忘れたころに巡ってくる「恐怖」と言える。

 中国の対北朝鮮情報筋によると、帰国命令が下されたのは夏休みの始まった7月中旬のことだ。留学生も親も不安に苛まれつつ、帰国準備を急いだという。それは、帰国したら二度と大学に復帰できない留学生が少なくないからだ。大学を中退させられるだけではなく、収容所に送られ、家族と生き別れになる可能性すらあるということだ。

 ■血の粛清も

 脱北者のイさんによると、帰国命令は思想検討のためだという。

 「当局は海外にいる留学生を平壌に集め、15~20日間ほど、人民大学習堂や青年同盟の強要学習所で思想学習と思想検討を受けさせる」

 海外で資本主義に染まった考え方を徹底的に追及、除去することで、脱北を防ぎ、社会に悪影響を与えないようにするのが目的だ。

 (参考記事:亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」

デイリーNKジャパン
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