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【鈴木哲夫の核心リポート】地味過ぎる内閣改造…安倍首相が仕掛けた“逆サプライズ” 支持率回復へ首相側近「頭を下げた姿見せても限界ある」 (2/2ページ)

 だが、改造後、最も早く調査した読売新聞でも支持率は42%で、前回比6ポイント上昇のみ。不支持率が48%と高く、その理由のトップは「首相が信頼できない」だった。

 「頭を下げた姿を見せても、改造の顔ぶれで工夫しても限界があるということ」(首相側近の1人)

 やるべきは「反省の言葉」を形にすることだろう。

 例えば、加計問題については、閉会中審査で、政府側の参考人が「記憶にない」を連発し、忖度(そんたく)があったとする野党側の参考人と真っ向から対立した。政府側が「岩盤規制を国家戦略特区で突破した」というなら、それも含めて偽証罪に問える証人喚問が必要ではないか。

 森友学園の国有地払い下げでは、近畿財務局と値段交渉が行われた録音テープやメモをマスコミが入手した。日報問題も、稲田朋美元防衛相の辞任で終わりなのか。話を聴くべき主役はたくさんいる。

 前出の首相側近は「内閣改造は、支持率低下をいったん止めたに過ぎない。本当の回復は、安倍首相の決断で、政府の関係者を国会に立たせることかもしれない」と厳しい表情を見せた。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)、『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)など。

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