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四川省地震で死者9人、さらに増える恐れ 震源地近くに世界遺産「九寨溝」、日本人ツアー30人は無事確認

 中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で8日夜に起きた地震で、地元政府は9日早朝、死者は9人、負傷者は164人になったと明らかにした。震源地近くには日本人を含む外国人観光客が多く訪れる世界遺産の景勝地、九寨溝がある。地元当局は救出作業を続けているが、死傷者がさらに増える恐れがある。

 国営通信、新華社によると、死者のうち5人は観光客。日本人30人が地元旅行社による九寨溝へのツアーに参加しているが、全員と連絡が取れ、けが人はないことが確認されたという。

 重慶の日本総領事館は日本人の負傷者がいないかどうか情報収集を急いでいる。

 習近平国家主席は救出活動に全力を挙げるよう指示した。九寨溝付近では家屋の倒壊が報告されており、地元の救援当局は捜索犬なども動員し、倒壊した建物の下に生き埋めになっている人がいないかなどの捜索活動を進めた。

 消防当局によると、九寨溝近くのホテルのロビーが損壊したとの報告がある。被災現場では、100人余りの観光客が孤立しているとの情報も。周辺の道路が崩壊して通行できない箇所もあるといい、救出作業は難航しているもようだ。

 現地では余震もあったことから、観光客や住民の多くは眠れぬ夜を送った。

 九寨溝はエメラルドグリーンに透き通った湖水や滝、沼などが連なった景勝地。中国メディアによると、8日に九寨溝を訪れた観光客は約3万9000人に上った。(共同)

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