記事詳細

「対北朝鮮ビラの規制検討を」韓国大統領が指示…脱北者団体など猛反発 (1/2ページ)

 脱北者団体が行っている北朝鮮に向けたビラの散布を巡り、文在寅大統領の発言が波紋を広げている。

 韓国メディアは青瓦台(大統領府)関係者の話として、文大統領が、ビラの散布について「偶発的な衝突を引き起こしかねない」と懸念を示し、南北間の軍事衝突を防ぐための規制を検討するように指示したと報じた。

 これに対し、野党や一部の脱北者団体は猛反発している。

 野党「正しい政党」のイ・ジョンチョル報道官は、「大統領の認識がこの程度とは驚愕し、絶望を感じる」と激しく非難した。

 また文化日報によると、実際にビラを飛ばす活動を行っている脱北者団体・自由北韓運動連合の関係者は、「いかなる状況でも、ビラの散布をやめない」と反発し、8月15日前後に北朝鮮に向けて「文在寅大統領の父親は北朝鮮出身の失郷民だが、こんな裏切り者の息子でも大統領になれる自由がある」という内容のビラを飛ばすと予告した。

 この団体は、昨年12月に中国吉林省長白朝鮮族自治県から、北朝鮮の恵山(へサン)市にある金日成氏の銅像と普天堡(ポチョンボ)勝利記念塔までドローン2機を飛ばし、北朝鮮当局を激怒させるなど、過激な活動で知られている。

 (関連記事:北朝鮮メディア「脱北者がドローンで銅像を攻撃」と猛非難

 文在寅大統領の指示に猛反発している野党だが、与党だった時にはこの団体の行動を押さえ込もうとしていた。

 韓国軍と警察が「北朝鮮の挑発行為を煽る」という理由で、北朝鮮に向けてビラを飛ばす行為を度々阻止してきたのだ。

デイリーNKジャパン
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース