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金正恩氏の「兵器開発部隊」の財源は「イカ漁」だった (1/3ページ)

 北朝鮮が、米国領のグアム島周辺に向けて弾道ミサイルを発射する計画を検討していると明らかにしたことをきっかけに、米朝双方が過激な舌戦を繰り広げている。こうした中、北朝鮮の軍需工場が意外な外貨稼ぎに参入しているという。

 ■軍紀の乱れ「性上納」

 北朝鮮官営メディアはミサイル発射計画を報道するだけでなく、12日には全国で大学生や女性を含む347万5千人が北朝鮮軍への入隊を嘆願したと報道した。北朝鮮は緊張状態に入る度に、臨戦態勢を過剰演出する傾向にあり、万が一報道が事実だったとしても、北朝鮮の本気度が高まっているとはいえない。

 (参考記事:金正恩氏「核の脅し」の演出過剰さがバレてきた

 そもそも、北朝鮮では社会全体の食糧事情が好転しているにもかかわらず、軍だけがこの波から取り残されている。

 末端兵士の栄養失調も珍しくなく、劣化ぶりばかりが伝わってくる。食糧事情のみならず、軍隊内では人事などを巡ってワイロが乱れ飛び、女性兵士に対しては「マダラス」と呼ばれる性上納の強要が横行するなど、軍紀の乱れも甚だしい。

 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

 しかし、核・ミサイルをはじめとする兵器を開発し製造する軍需工場だけは物品の供給や従業員の福利厚生において他を圧倒していた。金正恩党委員長は、野戦軍を強化することよりも核・ミサイルなどの大量破壊兵器や新兵器を開発することに余念がないようだ。

デイリーNKジャパン
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